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新章突入!鮭太郎の行き先は?

みなちゃま、おはようございます。

今日が仕事始め・・・という方も多いのではないでしょうか?

ぼけ2君も今日から3学期の始まりです!!

あたちは、今日はお休みとったので

最後のお正月気分を満喫したいと思います。(笑)


さて、予告どおり昨日に引き続き

「オールスター勢揃い☆ぱくりファンタジー!鮭太郎の冒険っっ★」
「鮭太郎第3ステージへ!」ですよん。←今思いついた

やっと入り口にたどり着きました。

そして、なぞの紳士のヒミツもちびっとだけ明らかになります!!

ではでは、いってらっしゃ~い♪






ボクは、深い霧の中を歩いていた。

やっぱり・・・

そこが何処なのか?とか、何故いるのか?とか
そんなことは皆目検討がつかなかったけど
きっともう一度、この霧の中に来ると思っていた。

「にゃ~」

か細い泣き声が、どこからか聞こえてくる。
辺りを見回してみたが、その声の主は、なかなか姿を現そうとしない。

「だったら、なんでボクを呼ぶんだ!」

わざと怒ったようにつぶやいたのは
この重苦しい霧の中に立っているのが怖かったからだ。


「短気は損気ですよ。」

突然、霧の中から現れたその紳士は
ボクの目をじっと見つめて言った。

「さあさ、準備万端!行きましょうかね?」

当然来るだろう?という態度で、ボクを手招くと
その紳士は、まだ凍ったままの木立の中に消えていった。

ボクはといえば

「さっきボクを呼んでいた、あの子猫はどこに行ったんだろう?」
と、考えていた。






すべての物語がそうであるように
夢への入り口は、案外なんでもない日常の中に潜んでいる。

混雑している駅のホームだったり
故郷のバス停だったり
自室のベットの上だったり・・・

ボクの場合は、いつもサダハルと散歩している近くの公園だった。

昨日までは、わずかに黄色味を帯びていた芝生も
今はすっかり枯れ果て、表面に霜が下りている。
真っ白に染まったその芝生は、斜めから差し込む光に照らされて
雪が積もっているようにも見えた。
まるで、新しい命を吹き込まれ、もう一度輝こうとしているかのように・・・



紳士は、木々の間を通り抜けたかと思うと
突然屈みこんだり、塀の上にひらりとのってみたりしながらどんどん進んでいく。
このままでは、彼との距離が広がるいっぽうだ。
ボクは、たまらなくなって彼の背中に叫んだ。


そういえば・・・
母もいつもそうだった。

まだ小さいボクが、同じ速さで歩けるわけもないのに
さっさと自分のペースで歩いていく。
ボクは、置いていかれるんじゃないかと怖くなって
いつも必死に後を追いかけていたんだ。


待って!ボクはあなたのようにはできないよ。
なんでわざわざ変な道ばかり通るんだ!ちょっとはこっちの身にもなってよ!!」

「おや失礼。あなたがまだ人間だってこと忘れてましたよ。
もう少しで入り口ですから、ついてきて下さいね。」

そういうと彼は、ひときわ大きな木の前に立ち
コンコン・・・コン・ココン
と、根元のほうを叩くと、わずかに開いた隙間の中へと消えていった。


「こんな狭い所、そう簡単に通れるわけないじゃないか。
だってボクは彼と違って猫ではないんだから・・・

ぶつぶつ言いながら、鮭太郎もそのわずかな隙間の中へと消えていった。



つづく・・・







はい~やっと主役登場ですよん。

誰でしょう~?

そして、どの物語の世界へ迷い込むのでしょうか~

わかったかにゃ~?

続きは、またそのうち・・・(笑)




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1/7 追記
次いつ更新できるか・・・自信がないので、このまんまお話の続きをUPしちゃいまねん。



「さぁ、もっと頭を低くして
そうそう。うまいもんだ。するりと身をよじって・・・」

先にその世界に到着していた猫紳士は、無責任にボクを急かす。

あちこち体をぶつけながら、なんとか外へ出ると
そこは、暖かな春の日差しに包まれた森の中。
目の前には、ぽつんと一軒、小さな家が建っていた。

「さあ、遠慮しないで入ってくださいよ。」

入り口を探してみたが、猫が一匹通れるくらいの小さなドアがひとつあるだけだった。

「もう少し、入り口を大きくした方がいいんじゃないかな?」

やっと室内に入ると、鮭太郎は言った。

「そうですか?そのうちあなたも、すんなり入れるようになりますよ。ふふん。」

そういって鼻を鳴らしながら、その猫紳士はぬるいミルクを差し出した。

「すみませんね。ほら、私たちは熱いものが苦手でして・・・お口に合いませんかな?」
彼は勝手にべらべらとしゃべり始めると、ボクの隣の椅子に腰掛けた。

「おっと!これは失礼。私としたことが挨拶が遅れましたな。
私の名前はウィン。ウイーンじゃありませんよ。」
そういって、彼はテーブルの上に字を書く真似をした。

W・I・N

「あなたのお名前は存知上げております。ハルさんでしたな。
いいお名前だ!この世界にぴったり!!」

ウィンはそういって感心すると、またしゃべり始めた。

「私なんぞは、ほらWINTER・・・冬って意味ですよ。
だから、ちっともよくないんですよ。寒いところは苦手だというのに・・・」

「あ、そっちのWINなんだ。ボクはてっきりWINDOWだと思ってたよ。」

鮭太郎は、自分がハルと呼ばれていることに、何の疑問も持っていないようだ。

「お~~それはすばらしい!窓という意味ですね。
そんな風に言ってくださったのはあなたが初めてです。
なにか、こうワクワクする名前ですな。」

ウィンは上機嫌になると、立ち上がり引き出しから何か取り出した。
「これ、実はかなり高価なものなんですがね、お礼に差し上げましょう!」
その包みにはこう書いてあった。



  ~最高級またたび☆あなたを陶酔の世界へ~
        <使用上の注意>
☆ 一日一回を上限とし、使用後は車の運転は控えてください。
☆ シアワセな気分になったからといって、大声で歌うと周りの迷惑になりますので
  戸外での使用は避けてください。
☆ 生後6ヶ月未満の子猫には与えないでください。



「いいの?高いんでしょ?」
ちょっと苦笑いしてハルは尋ねた。

「いいですとも!!それにあなたにはこれからその・・・
色々とやっていただくこともあるものですから・・・」
ウィンはごにょごにょと口ごもるように言った。

「じゃ、遠慮しないでもらっておくよ。」
ハルはそう言うと、落ちないように
ボタンのついたポケットにそれを押し込んだ。


「さてと、今夜はあなたの歓迎パーティーをしますからね!
それまでは、自由に過ごしてくださいね。」

そう言って、ウィンは日のあたるソファーへと移動すると
その上で丸くなり、すやすやと眠ってしまった。

「自由って言ったって・・・なにすりゃいいんだ?」
ハルは家の窓から外を眺め、ため息をついた。




~本当に続く~


はい。今回の主役、誰かわかりましたね?(笑)



実はこの後の話、考えていません・・・
う~む。
いつになったら完結できるやら~(泣)
Commented by みんと at 2008-01-07 18:52 x
ちょっとーーーーっ!
この先、いつになるかわかんないの?
ブーイングよ、ブーイング!
ぶーぶーぶー!
情景まで浮かんでるっちゅーのにぃ!
Commented by pukutare09 at 2008-01-07 19:26
★みんとさん*えへへ・・・ごめんちゃい。
えっとぉ~脳が開いてるとき、構想練っておきます。(笑)
断片的には、イメージが出来ているんですが、どこでシカマル(サダハル)を登場させるか、悩んでいます。彼(鮭太郎)の目的は、シカマルを取り戻すことですからね~←実はそれを忘れていた・・・(爆)
Commented by tamakiti at 2008-01-10 11:59 x
おおっ!すごい!
ぷくちゃんは小説家だったのか?
うんうん。にゃんだか楽しそうなお話じゃ~。
どどんと続きをお願いしますよ。
Commented by ぷく。 at 2008-01-10 20:32 x
★tamakitiさん*このあとにゃんこ出まくりですよん。
リクエストのあった「でんちゃん」もね♪
だけど続きは未定です~(汗)
Commented by mack31452000 at 2008-01-14 07:00
■茨城は寒冷前線からの冷気で、朝方は1度とか2度とかの気温らしいなー、北国やないか。
さむかろー。
Commented by pukutare09 at 2008-01-14 18:47
★mackさん*最低気温は-5度とかの時もありますよん。
昨日あたりから、日中もかなり寒くって、手袋なしで自転車は乗れましぇん~
冬眠したくなります・・・(笑)
Commented by mack31452000 at 2008-01-14 19:09
■明後日の朝はー3度とあったぞぉ。
ふーむ、関東地区なのに本当に北国なんやなー気温は・・・。
あ、冬眠は会社でやんなはれ鼻提灯で うはは。
オイラも手袋はめて駅までチャリで颯爽と通っておるぞ、行きは坂道を延々と下るだけやから楽チンなんぢゃ、帰りは地獄の責め苦やけどなー膝がガクガクペキパキ言って唸っておるわ カカカ。
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by pukutare09 | 2008-01-07 08:30 | ブログ DE コラボ★ | Comments(7)

ぽむぽむ(楽しあわせ)なことを気分で綴る、管理人Mの研究所へようこそ!ついに念願のにゃんこがやって来たっ♪


by pukutare09